スペシャル企画~ギタリスト米持孝秋のSpin奮闘紀 〜第3回~



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第3回

前回まではdjay3というソフトウエアを使ってDJをやることを覚えたわけだが、ここでいきなり市川さんから「6月9日にべスタクスの隣のバーでDJをやってみませんか」と言う話を頂いた。エア・パヴィリオンで数多くのライヴをこなしてきたが一体自分がいとも簡単にDJデビューするとは思っても見なかった。
 
そこで一瞬だけよく考えてみることにした、曲がりなりにもメジャーから4枚ものアルバムをリリースしてきた自分がDJをやるからには普通の人が考え付かないような事を考えなくてはならない。そこでわざわざ6月9日、つまりロックの日にちなんでやるのだから、自分にしかできないロックの始まりを解説することだろうと思った。このテーマが決まればあとは簡単で、ロックの基本であるレッド・ツェツペリンとディープ・パープルの代表曲をかけることだと思った、そして任された時間は30分。幾ら彼らがロックの創立者だとわめいてみてもそれから既に40年の月日が流れているのである。案の定他の若いDJ達は「それ今日かけて良いの」みたいな選曲をしていた。彼らにしてみれば「だって聞いたこと無いんだもの」と言い訳をするのだろう。まあ40年も経っていれば仕方がない。しかしここで終わってはただのロック好き親父がDJをやりましたになってしまう。そこでこれらの音源にあわせてギターを弾くことにした。我々の様なバンド上がりの人間にしてみれば何か生でやらないと気が済まないのである。
 
 
 

当日はiTunesに入れたZEPとパープルをUSBで持ち運び、それを現地でMacBookとSpinに入れ込み、用意していた小型ギター・アンプをつないでギターを鳴らしたのである。まあこう言うのはお客さんあってのイベントなので、まずは耳になじんだ曲を何曲かかけそして最後に未発売の私のソロ・アルバムをかけることにした。このアルバムはエア・パヴィリオンではなく、人生で初めてのギター・ソロ・アルバムである。ちなみに歌っているのはDOKKENのドン・ドッケン、元イングヴェイ・マルムスティーンバンドのヨラン・エドマン、LAガンズのフィル・ルイス、そして我がエア・パヴィリオンのケリー・ハンセンという豪華メンバーである。
 
ところでSpinである。このコントローラー、フル・デジタルではあるが色々な事が出来る、アナログでは至難の業であるキーあわせから、テンポの同期、EQ、ゲインなどなど。実際自分の曲以外ではこれらを使いこなしうまく繋げる努力をした。一通りうまくいったようだったので、最後にギターを取り出し弾いてみた。

 


 

思っていたより遙かにお客さんの反応は良く、ギターを取り出したとたんにステージ前まで押しかける始末で面白かった。終わったあと何人かのお客さんと話したがやっぱりDJの世界でも生演奏は珍重されているとのことで、いたく感動されていた。なんかDJってホント面白いかも(笑)。
 
 
 
 
当日の模様について、動画にてご覧いただけます!詳細は以下画像をクリック!
 


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■米持孝秋プロフィール■

 
米持孝秋(よねもちたかあき)aka: Tak Yonemochi  1958年10月10日生まれ
レコード・プロデューサー、エンジニア、ギタリスト、音楽評論家
小学生時代は父親の仕事の都合で北は札幌、南は小倉までを転々とする。その後1969年に家族で渡米、ロスアンゼルスにて小中学校に通う。1970年秋、自分の小遣いを大切にためて入手した香港製のFMラジオでレッド・ツェッペリンを体験、その後の人生すべてをこれに賭けてみようと即断、今日に至る。
 
Air Pavirion Music

 
1981年 獨協大学外国語学部英語学科を卒業後、(株)新興楽譜出版社(現シンコー・ミュージック)に入社。国際部に配属、その後雑誌RIOの編集者として米、英、仏、独を転々とする日々。
1984年 秋、独立。エア・パヴィリオン・ミュージックを設立。
 
1986年 FM静岡(現K-Mix)においてTak’s Heavy Metal Lectureでラジオ・デビュー、以降数多くの番組に出演。(NHK-FM, bay-fm, FM Fuji, Nack5 etc.)
1989年 NHK BS “MUSIC BOX”のメイン・キャスター及びプロデューサーとして参加(これを皮切りに色々な音楽番組のキャスターを勤める、Space Shower TV, TBS Catch-Up etc.)。
同年7月 自らのバンド、エア・パヴィリオンとしてキング・レコードよりアルバム“カッティング・エア”(Nexus 292A39)でメジャー・デビュー。
1990年 セカンド・アルバム“海賊”(サントラ)(POOP 20309)をポリドールよりリリース3万枚を越えるセールス。
1993年 三つ編みでテレビに出ることを疑問に感じ始め(笑)、アメリカに渡りエア・パヴィリオンの活動を本格化させる。同年ロスアンゼルスにて現メンバーのオーディションを行い、ケリー・ハンセン、ジェイ・シェレン、トム・クルーシェ等を加入させ、元ドッケン、RATTのフォアン・クルーシェ、プロデュースのもとサード・アルバム“サラフ・コフ”を完成させる。
1994年 東芝EMIより“サラフ・コフ”(TOCP-8240)日本発売。同年アメリカのLA Music Award 94にて同アルバムが“プロデューサー・オブ・ザ・イヤー”を受賞。コネッチカットに拠点を置く大手マネージメント“Lewis Entertainment Inc”とアーティスト契約(他にイングヴェイ・マルムスティーン、アル・ディメオラ等が在籍、現在はアメリカCroucier Production Inc.に所属)。

1996年
世界初、インタラクティヴ・ロック・ギターCD-ROM ”GECRS”(ジェクレス)発売。
1998年 前作と同じメンバーでフォース・アルバム”The River/The Life”を制作。ゲストに故ロビン・クロスビー(元RATT)を迎えてDVD用の撮影も行われた。
2000年 “ The River/ The Life” (ATR CD 0003)イタリアのAtrheia / Edelを通じてヨーロッパ全土で発売。各国、各種メディアに取り上げられる。
2001年 ドン・ドッケン、フィル・ルイス(LA Guns)らを迎えてアニメーションのサントラを制作。

2002年
自らの活動に加え、音楽サイト及び新人のプロデュースも手がける。

2003年
フォース・アルバム“リヴァー・ザ・ライフ”(JCCD-4002) Addiction Recordsより日本発売。
2007年 ドイツとアメリカで録音された初のソロ・アルバムを制作中。ドン・ドッケン、ヨラン・エドマン参加
 
2008年 初のインタビュー集を制作とりあげたアーティストはストーンズ、ZEP、パープル、イエスをはじめとする50アーティスト。本の前文をトッド・ラングレン氏が担当する。

 

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